中国出張レポート(5)(射出成型後のミニカーボディ)

昨日に引き続き、中国出張レポートです。
ミニカー製造において非常に重要な工程である金型工場を視察しています。
中国出張レポート(4)で掲載した写真の金型を使って成型します。
成型したてのモノはこちら。

この時点では、ご覧のとおり、素材である亜鉛合金を流し込むライナーと本体が一体になってくっついています。
これらのバリを外して、研磨機にかけていきます。
金型設計においては、ライナー部分から素材がうまく流れていくように考慮して製作します。

さて、ミニカー金型工場の視察はこれで終了です。
次なる目的地へ向けて、車で移動します。


車中から撮影した深センでよく走っている耳付きのバスです。
可愛らしいですね。


建物全面を大きな数字が流れていくビル。
電話番号か何かでしょうか。


出ました。黄金のランボルギーニ。
ミニカーの場合、金や銀のメッキは電気を利用しますが、実車も同じなのでしょうか。
それにしても派手ですね~。
中国の人は金が好きですね。

Takuro

中国出張レポート(4)(ミニカー金型製造工程)

ミニカー製造工程、金型工場視察の続きです。
比較的削りやすい銅を使って、凸型を作ります。


たとえば、このような模様なら、、、


こんな感じになります。

巨大なスタンプ!?のようなイメージでしょうか。
火花を散らせながら、じわじわと削っていくのですが、
なかなか時間がかかります。
材質や計上にもよりますが、だいたい1パーツにつき、4-5時間でしょうか。

なかなか果てしない作業です。
ミニカーの場合、ボディの材質に亜鉛合金を使用します。
金型にも硬度の高い鉄鋼を使用し、さらに非常に高精度になりますから、
削るのは、相当な時間を要します。

ですから、パーツ数、ドア開閉の有無、その他諸条件によって変わりますが、
全体では50~60日くらいかかるのです。

たとえば、パーツ数。
ジャン。

ジャジャン。

ジャジャジャン。

実は、まだまだあります。。。

時間はかかりますが、数千個~数十万個のミニカーを量産するためには
ここでしっかりした金型を作っておかなければなりません。
なので慎重に作業を進めていきます。

そして、ついに完成したセットがこれです。

なかなか壮大な感じになりました。
いかに中国の人件費が日本より格段に安くても、
これだけの鉄鋼を使用し、さらに高い技術を要するため、
やはりダイキャストの金型は高額になります。

こうしてできた金型を射出成型機にセットし、ボディやその他のパーツを成型していくことになります。

それにしても、これらの技術はもともとは日本のお家芸だったはずですが。。。少し悲しい気がしますね。
と言いつつも、海外の工場で作るしかないのですが。
その分、日本の多くの工場はより高精度、小ロットの受注にシフトしているのでしょう。

Takuro

中国出張レポート(3)(ミニカー金型工場)

前回に引き続き、中国工場の視察レポートです。
ミニカー生産工場を回っています。
金型工場に到着しました。

ミニカーの原型をスキャンしたデータをもとに、
銅を使って型を作ります。
これを使用して実際に金型に使用する鉄を削っていきます。
電気を使ってじわじわと。。。
なかなか気の遠くなる作業です。

ジジジジジ。。。
続きは明日書きます。

Takuro

中国出張レポート(2)(ミニカーボディカラー塗装工程)

さて前回に引き続き、先週の中国訪問についてレポートします。
中国に到着後、このような道路を抜けて、、、

工場に向かいます。

最初は、ミニカーのボディカラーの塗装工場です。


ミニカーのボディをクリップ留めした状態でラインを流れていきます。

下地の塗装をおこないます。

どんどん流れてきます。

中央装置が上下に動いて、塗料をまんべんなく吹き付けます。
ボディカラーによっては、二層塗り、三層塗りなどが必要になります。

オーブンを通って乾燥させます。

ミニカーの色はソリッドカラー、メタリックカラー、パールカラーなどさまざまです。
それぞれ、正確に再現するのはなかなか難しいものです。
ムラが発生せず、個体差も極力出ないようにしなければなりません。

さて、塗装工場の視察はこれで終了です。
続いては金型工場へと向かいます。

Takuro

中国出張レポート(1)(香港から中国へ)

先週4日間、香港・中国の工場を訪問しました。
最終日のチェックアウトでは、ホテルのドアが開かなくなるというハプニングに見舞われましたが、
およそ1時間くらいで出ることができました。
香港で取引先に会う予定があったので、空港への到着時間を考えると時間のロスは痛かったですが、
宿泊代を無料にしてくれたことは助かりました。

さて、中国出張の様子について数回に分けてレポートしたいと思います。

まずは香港空港に到着。
香港は空港から既にクリスマスムードがあふれていました。

日本に急ぎで連絡する必要があった案件について、空港で1時間ほど取引先と打合せをおこないました。
その後、その取引先のオフィスへ移動し再度打合せ。20時頃(日本時間21時頃)終わり、夕食のため移動しました。

香港の夜、イルミネーションはこんな感じです。

ハローキティのイルミネーションもありました。

ちょうどこの日、香港のモンコックエリアでは学生デモ隊のバリケードが撤去されていました。
現地のニュースでも大きく取り上げられていました。

さて翌日の朝はMacにて。

ひげそりを持ってくるのを忘れたので、WATSON’Sで購入。
安い使い捨てを買うつもりが、進撃の巨人フィギュア付きのものを発見!
香港では、進撃的巨人と言うようです。迷わず購入!しかも2個も買ってしまいました。

仕事でフィギュアを作る身としては、買わずにいられなかったというか、、、
個人的に欲しかっただけというか、、、
なんか価値ありそうに感じたというか、、、
ひげそりは2個もいらないんですけどね。。。
人間とは衝動的な生き物です。

巨人に掴まれるエレン(笑)。
タクシーの中でヒマだったので。。。

そして深センに移動です。
いつもの入境審査。

ここはここで書きだすと、いろんなエピソードがあるのですが、それはまた今度にします。

その後、深センに到着。

いよいよ工場へと向かいます。

続きはまた明日書きたいと思います。

Takuro

チェックアウト時のハプニング

今日は朝9時にチェックアウトして、香港に向かう予定でした。

が、、、部屋を出ようとしたらドアが開きません。
何らかの理由で、鍵が壊れたようです。フロントに連絡し、数名のスタッフが来ました。
既に40分ほど経過しましたが、未だ開きません。
今はドリルで鍵を外しにかかっています。

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それなりにいいホテルのはずですが、これは予想外でした。

今日朝にするか昨夜遅めにするか悩んでいた取引先の一社とは昨日会っておいて本当良かったです。

それにしても、予期せぬ事態が起こるものです。早く出れないものでしょうか。

Takuro

中国での工場視察

今日は新たに取引が始まる可能性のある工場の視察に行きました。
朝9時に工場担当者が迎えに来てくれて、10時頃に着いて工場の生産ラインを見学しました。その後、一緒にランチをしてから工場に戻り打ち合わせをしました。
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相談する案件が3件あったので少し長くなり、結局終わったのは15:40でした。具体的な打ち合わせもできて、工場担当者と部門責任者ともいろいろな話ができて、有意義な時間だったと思います。
その後、もう一件の工場に行き一時間半ほど過ごしました。

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今は、日頃取引のある工場に向かっています。タクシーとの料金交渉は少し手間取りました。相変わらず、高速道路は怖いです。

Takuro

香港から中国へ

昨日は、飛行機が一時間ほど遅れて香港に到着後、すぐに香港のパートナーと打ち合わせをおこない、お客様から求められていた報告をしました。

やはり、現地での打ち合わせは話が早いです。その後、パートナーのオフィスに移動し、夜20時前頃まで打ち合わせをおこない、最近のプロジェクトの反省点や今後の改善策を話し合いました。なかなか有意義だったと思います。

その後、中華料理を食べました。
非常に(x2)美味しい坦々麺でした。

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調べたら、このお店は東京にもあるようですよ!

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では、これから工場に向かいます。

Takuro

ブログ始めました。

今日からミニチュアファクトリーのブログを始めることになりました。

書くのは私、恒川琢朗です。
過去の経緯などは会社案内ページなどに少し載ってますが、今後あらためて自己紹介はしていきたいと思います。

早速ですが、今日から中国に出張です。
現在作っているミニカーの生産前の最終確認をおこない、品質、納期などについて現地で打ち合わせをおこなうためです。

また、お客様からご相談いただいているフィギュアを製作するにあたり、工場で打ち合わせをしてきます。

その他、新規の工場に訪問し、今後の取引を検討してきます。

中部国際空港から香港に飛んでから、深セン、東莞に入ります。香港で東京支店のスタッフと待ち合わせていますが、中部国際空港発のCX533便が遅れているため、現地で待ってもらうことになりました。

あいにくの雨ですが、香港はどうでしょうか。警察が今日、香港のモンコックエリアのデモ隊のバリケードを一部撤去するというニュースも気になります。

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さて、もうすぐ搭乗です。
おみやげの坂角エビせんべい(中部限定の金缶)を持って、いってきます!

Takuro

ホームページをリニューアルしました

当ホームページをリニューアルしました。

これまでのホームページをご愛顧いただき、ありがとうございました。

今後とも引き続き、よろしくお願いします。