工程のつなぎめが大事

今日は現在製作中のフィギュアの打ち合わせのため、お客様の事務所にうかがいました。

フィギュア製作においては、絶対に外せないポイントというのがあります。
(まあ、ミニカーやその他のアイテムもそうなのですが)

たとえば、原型を作った後は金型製作工程に入っていくのですが、
金型は原型と同じものを作ることがゴールですから、
原型がおかしければ、金型もおかしくなります。

原型と金型の関係は不可逆的であり、
いったん金型工程に入ると、もう戻ることはできません。
金型ができてから何らかの問題に気がついたとしても、もう戻れないのです。

システム開発におけるウォーターフォールモデルというのでしょうか。
滝が上から下に落ちるように、次の工程に行くにつれてどんどん下がっていきます。
滝の水と同じように前の工程に戻ることはありません。

つまり大事なところはどこかというと、水が落ちるところです。
ここで気を抜くと、詰めの甘いまま次工程に渡ることになってしまいます。
この工程のつなぎめだけは、絶対に気をゆるめてはいけないのです。

普段はぼやっとしていても、決めるときは決めるオヤジみたいな。。。
そんな感じです(笑)
いや、普段もぼやっとしていてはいけませんよ、もちろん(汗)

というわけで、絶えず緊張感をもって頑張ります。

Takuro