品質は工程で作りこむ

今日は中部品質協会主催のセミナーに行きました。
トヨタ方式や新しいアイデアを生み出す方法についての内容でした。
会場は700名の参加者でびっしり埋まっていました。

トヨタ自動車の

「検査の理念は、検査しないことにあり」

「品質管理の基本は、工程を良い状態に維持管理すること」

「品質は工程で作りこむ」

そのこころは、従業員一人ひとりが品質保証の主役になること。

提唱されてから長い月日が経っているかと思いますが、素晴らしい言葉です。

ミニチュアファクトリーは自動車ではなく、ミニカーやフィギュアを製作している会社ですが(笑)、

品質管理の基本は同じだと思います。

どこかの工程で気を抜けば、

次の工程、あるいは次の次の工程に影響が出ます。

設計段階でミニカーのサイドミラーを壊れやすい材質に決めてしまったら、

その後、どれだけ頑張ってもやはり壊れやすい製品に仕上がります。

フィギュアの目で言えば、黒目のフチに原型段階で線を付けていれば、

金型にも線が入ってきます。

そうなると、仮にあとからタンポ印刷を希望しても、マスク塗装でやることになります。
ちょっと専門的でわかりにくいですね、すみません。

やはり、各工程で品質は決まってくるのです。

それぞれの工程でバトンを受け取ったら最速で走ること。

これは基本です。

しかし、正しくバトンを持って走らなければ、バトンを落としてしまいます。

Takuro