昨日、納期が延びるひとつの原因はサバを読むことであり、その原因は責任感や約束を破ると責められる雰囲気にあると書きました。
規律を守る厳しいマネージャーがいて、
責任感の強いスタッフがいて、
約束を守る強い意志がある。。。
素晴らしい会社ではありませんか?
でも人は大事な約束ほど、確実に守れる安全な時間を確保したいと思うものです。
作業途中で、他の人から何かを依頼されたり、予期せぬトラブルが起きたりするかもしれないからです。
結局は、ひとりひとりがしっかりした時間を確保しようとする結果、
全体の期間は大きく伸びてしまうことになるのです。
大事なことは、これは社内に限ったことではありません。
プロジェクトを完遂するという視点で見たとき、
お客様(依頼者)、製作会社(受託者)はひとつのチームです。
どこで遅れが生じたとしても、全体の遅れにつながることは変わりません。
つまり、お客様も製作会社も納期を早めるため、各工程での作業を短縮し、
全体の納期短縮に努める必要があるのです。
そもそも、本当に基本的なことですが、
ビジネスはお客様がいなくては成立しません。
お客様と自社を一体としてとらえる必要があるということですね。
なので、プロジェクトを考える時、お客様と製作会社はひとつのチームということになります。
もちろんお客様はお客様です。
さて、サバの話に戻ります。
各工程でサバを読んでいたとしても、
予定通り進めばいいじゃないか、という意見もあると思います。
しかし実際には、なかなかそうはいきません。
これについてはまだ今度書きたいと思います。
Takuro